インド・バラナシ旅行記
【インド・バラナシ】ガンジス河での火葬にかかる費用はいくら?
死体が焼かれている川沿い
「ガンジス河には死体が流れている!」という話をよく耳にしますが、 実際は半日ほど(もっと短い場合も)焼いて完全に灰になったものを河に流します。しかし、薪を買うお金がない人や病死した人、子供の死体は焼かずに流す事もあるそう。 インド人にとって死後、焼かれその灰をガンジス河に流してもらうことはとても幸せな事。
ちなみに火葬にかかる費用をインド人のガイドさんに聞いてみたところ日本円で約1万2千円ほどするとのことでした(2007年現在)(ちなみにインド人が日本人向けに「ガンジス河で埋葬サービス」を行っているwebサイトもあり費用は38万円)。
インド国内外問わず、多くの観光客で賑わうバラナシの町ですが、そのガンジス河付近では死期が近い人々が薪を集めて売り、火葬場で換金しお金を稼いでいるのです。
その稼ぎは自分を焼くため費用にあてるそうですが、果たして薪を売り一日にいくら稼ぐ事が出来るのでしょう…。自分の死期を受け入れ、その死期に向け準備をしている人々の姿を目の当たりにしなんとも複雑な心境でした…。
「生」と「死」が混沌としたバラナシの町は旅から帰った後も何度も思い出してしまう、そんな不思議な場所です。
(写真はネパールのパシュパティナート(ガンジス河では火葬の写真撮影厳禁))。
ガンジス河のあるバラナシにはたくさんの日本人が訪れます。
作家の遠藤周作も宿泊したというゲストハウス「久美子の家」はバックパッカーに人気。
インド人の芸術家と結婚した久美子さんが夫婦で経営する宿でいつも満室なんだそう。ドミトリーのベッドにはガンジス河で沐浴してお腹を壊した人が寝ているそうなので、なかなかベッドに空きが出ないのかも!?
また長期滞在者がドミトリーを仕切っていて数少ないベッドは彼らが使用し、新参者は床で雑魚寝と言う噂も…。
ちなみに私が泊まったのもインド人とその奥さん(日本人)が経営するホテル。
ホテルのロビーまではこの螺旋階段を登る必要があります。
セキュリティ対策かな?
この宿の奥さんは旅行でこの宿を訪れた時にインド人の旦那さんと知り合い結婚したそう。
バラナシでインド人と結婚する日本人女性は意外に多いのかもしれませんね。
今回紹介した場所への行き方
※バラナシへは、デリーから寝台電車で約12時間。