ミャンマー・ネピドー
【ミャンマー・ネピドー】ミャンマーの首都・ネピドーに行く!あれ?ヤンゴンじゃないの??
ミャンマーの新首都
学生の頃、ミャンマーの首都はヤンゴン!と習ったような気がするのですが、今のミャンマーの首都はネピドー…。あれ、いつ変わったのかな…。先日、ネピドーに行く機会があり、愛読書の地球の歩き方でどんな街なのか調べてみようとしたところ、なんとネピドーの情報がない!
なんとページ自体がないのです。
ということで、少しでも誰かのお役に立てればと思い、記事にします(笑)。
ヤンゴンからネピドーに首都が変更されたのは2006年のこと。
当時、政権を握っていた軍政府は占いマニアだそうで、占いにより遷都を決めたのだとか(ミャンマーでは占いで結婚なども決めるそうですが、最近の若い世代は気にしないときいています)。
ヤンゴンからネピドーまでは6時間。3時間ほど走ると、サービスエリアが現れます。
このサービスエリアで一番人気なのがEXPRESSというお店。
ここで、一休みすることに。
驚いたことに欧米人の観光客の姿も見かけます。しかも、ビジネスマンではなく明らかに観光客!
ネピドーには観光するような場所はないので、よほどミャンマーの政治に興味がある人たちなのかな…。
ちなみに、代表的なミャンマー料理といえばカレーがありますが、この国のカレーにはスパイスの味をかき消す勢いで大量の油が使われています。
つまり、カレーを食べているのではなく、油を飲む感覚…。
マレーシアでいう経済飯(白ご飯に好きな具をのせる)のようなスタイルでカレーを選びます。
ミャンマー人にとっては、油が少ない料理はご馳走とは言えないのだそう。しかし、最近は若者中心に油に対しての見解が変わってきつつあり、ヘルシー思考になりつつあるんだって。こういうところは、マレーシアのマレー系の人たちと似てるような気もします。
そして、カレーを頼むと絶対についてくるのが、この野菜たち!
キュウリやゴーヤ、タケノコをチリとエビを発酵させたようなソースにつけていただきます。ソースは、レーシアでいうサンバル(エビペースト)のようなソースです。
ある日本で生活経験のあるミャンマー人は、この野菜は、日本人にとっての味噌汁的な存在といっていたので、ミャンマー人にとって毎食食べても何とも思わないようなものなんでしょう。
このサービスエリアでは、ヤンゴンでは食べられない郷土料理も食べられます。
中国の文化を強く受けているとこを実感させられたのは麺です。
麺自体にはコシがなく、頼りない感じなのですが、アッサリしていてナカナカ!疲れている時にはありがたい味付けです。
このカレーのようなものも郷土料理。
赤い豆が使われており、見た目に反して味はマイルド。
インドの豆のカレー(ダール)のような感じです。
この郷土料理は、ミャンマー人とインド人が共同生活する中で生まれたのかな…って思いました(ミャンマーには中国やインドから移住してきた人が多い)。
さて、サービスエリアから2時間半ほどで、ようやくネピドーに到着。
ネピドーの第一印象は建設中のホテルが多い!
そして、ヤンゴンより、道が綺麗!!!いろんな場所で、道や建物を新しく作る工事しまくりです!
でも1本道を中に入った住宅街は砂利道でした。
このような住宅街の中でも、軍政府と民主派活動の人が対立しあうことがあるそうです。
そして、ネピドーの「おへそ」ともいえる国会議事堂へ向かうことに…。
国会議事堂へ向かうまでの道路は片道9車線。つまり合計18車線です!!!
この車線がすごかった〜!!!しかし、走っているのは私たちの車のみです。
なんでも、この9車線の「9」も占いにより出たラッキーナンバーなんだそうです…。ネピドーで、この道路だけは、見応えがありました。
国会議事堂の近くに近づくと警察がいました。この日は、国会が開催されていたからです。
しかたなく、ここで退散…。
それにしても、今まで30カ国以上の国に行きましたが、これほど人の少ない首都は初めてでした!
今回紹介した場所への行き方
【時間目安】KLからヤンゴンまで飛行機で約2時間半。ヤンゴンからネピドーまでは車で約6時間。飛行機もあるが、運行は毎日ではなく、墜落事故も比較的頻繁だそうなのでオススメできません。
【価格目安】 KLからヤンゴンまではAir AsiaでRM500ほど(予約時期によるけど、だいたいこれくらいのイメージです)。ヤンゴンからネピドーまでは2日間タクシーチャーターして3万5000円ほど。